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『こびとが打ち上げた小さなボール』読書会を開催

7月29日(土)、第1回現代コリアン文学読書会 チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』斎藤真理子訳(河出書房新社)を開催しました。当日は「韓国文学を楽しむ会」主宰のともよんだ(@tomoyobook)さんをお招きし、本作品ばかりでなく韓国文学、また文化を知るうえでの貴重なお話の数々をいただきました。ともよんださん、またご参加くださいました方々、ありがとうございました。

チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』は、1970年代の韓国社会(おもにソウルにおける都市問題)における様相、また差別の問題を基底として描かれるフィクションです。「こびと」である主人公とその家族が経験する社会への憎しみや哀しみが連作短編としてまとめられています。1978年に発表されて以来、韓国では130万部を超えるベストセラーとなり、四半世紀にわたり読み継がれている作品だそうです。

読書会では、本作品が韓国の教科書にも採用されていること、また「こびと」という表現についてもさまざまな意見が出されるなど、刺激的な討論が繰り広げられました。同時に、作品には一種の「爽快感」も見られるといった意見など、歴史的、社会的なテーマのみならず、多様な読み方が提示され深みのある読書会となりました。

第2回については追ってタイトルをツイッター上で発表いたします。いましばらくお待ちください。次回もみなさまのご参加を心よりお待ちしております。